浅草で行われていた流鏑馬には、大変古い歴史があり、江戸時代、浅草神社の正月神事として毎年1月5日神前において流鏑馬がに実施されておりました。流鏑馬とは馬を馳せながら矢を放つという意味から「やばせうま」といわれ、そのなまりで「やぶさめ」となったいう説や、鏑のついた矢を射ることからきたという説がある。浅草神社には代々、八太夫という宮司がいて、鬼の的を馬上から射て、天地四方に六筋の矢を放つという儀式が行われていた。その模様は「浅草寺志」「東都歳時記」にも書かれております。現在各地で実施されている流鏑馬の形式とは異なりますが、人々の信仰にささえられた正月の行事として大変な賑わいを見せていたと想像されます。現在は小笠原流弓馬術礼法宗家の協力により古式に則ったやり方で隅田公園内に特設馬場を作り、執り行われています。
開催日:2023年5月27日(土)
草鹿(くさじし)11時45分から12時45分まで 台東区立隅田公園山谷堀広場
浅草流鏑馬(やぶさめ)13時から14時30分まで 台東区立隅田公園特設馬場内(言問橋~東武鉄橋間)
詳細は台東区ホームページのイベント情報でご確認ください。