季刊誌

日本の扉 浅草 Vol.25

槐の会季刊誌25号

掲載内容

代表的催事(9月~2月)
浅草周辺マップ
浅草エリアマップ(東西南北および中央部の5エリア)
浅草昔語(昭和6年オープン時浅草松屋屋上遊園地)
浅草発・下町の歩き方
あの店この顔
開運ポチ袋「雪うさぎ」
この浅草(このまち)のことならオレに聞け!
清潔で美しい町の秘密はエコにあり!
浅草槐の会・マップリスト(会員店詳細)
浅草年間歳時

コラム:この浅草(このまち)のことならオレに聞け!

江戸っ子がお正月に食べたハゼ雑煮と焼きミカン&焼き柿

それにしても今年の夏は暑かった。熱中症になっちゃいけねえってんで、部屋ん中にとじこもるなんてのは味気ないぜ。
そこで、秋の訪れと共に屋外へと繰り出そうじゃないか。まずハゼ釣りはどうだ。横十間あたりに釣り糸をたらすと面白いようにかかったもんさ。内蔵を取り除き焼いて日干し保存しておく。この江戸前の焼きハゼを正月にひっぱり出してダシをとるのが江戸の雑煮なんだ。
そういや、寒い時期に焼きミカンや焼き柿を食べると言ったらギョっとされたっけ。火鉢の中にゴトクと網を置き、ミカンと柿を置いて焼く。すると、甘みを増してアツアツで、これが旨いのなんの。今じゃ火鉢にお目にかからないからなぁ。

お江戸の子ども遊びあれこれ

「子どもは風の子」なんて言葉、最近聞かない気もするが、冬の間も子どもたちにゃ外で元気に遊んでもらいたいもんだね。羽根つき、凧揚げ、独楽回し….。外で楽しめる遊びはいくれでもあるんだからさ。
12月に行われる「歳の市」は羽子板市として有名だが、羽根つきの由来は、「邪気をはね(羽根)のける」という語呂合わせからきているんだ。凧揚げは、願い事を凧に乗せて天に届けるという意味がこめられている。独楽回しは、最近はベーブレードなんて洒落くさい名で呼ばれているが、昔はくるくる回る姿が縁起が良いとされていたんだぜ。正月ってぇと、歌留多や双六も楽しみの一つだが、サイコロをふって博打として使われるようになり、一時は禁令が出たことも。ロクでもんぇことする大人がいるのは今も昔もおんなじだな。
正月を過ぎても子どもたちは遊びにゃ事欠かないぜ。男の子は鬼ごっこ、草相撲、竹馬、チェンバラ…..。女の子はお手玉、鞠つき、おままごと……。大好きな子も小さな子も一緒になって遊んだもんだ。笑ったりケンカしたり、ちょっとした工夫をしたりして、いろいろな知恵やルールを学んでいく。最近の子どもたちは塾通いやテレビゲームに忙しいようだが、昔ながらの遊びにも目を向けておくれよ!

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会員店紹介

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  2. 書道具 宝研堂 書道具 宝研堂
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  5. 壱番屋
  6. 渡辺眼鏡商店
  7. 神輿、太鼓、祭礼具、神具 宮本卯之助商店
  8. 甘味 みつや 甘味みつや

今月の浅草

  1. 涅槃会
  2. 節分会
  3. 七福神
  4. 針供養

モデルコース

  1. 浅草散歩 お正月コース
  2. 三社祭
  3. 浅草の歩き方モデルコース 歌舞伎
  4. 浅草の歩き方モデルコース 落語
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