浅草寺及び、浅草神社の初詣については、各ホームページでご確認ください。
浅草寺:https://www.senso-ji.jp
浅草神社:https://www.asakusajinja.jp
全国の主要な神社仏閣840ヶ所の中でも浅草寺は常に多くの人が初詣に訪れ、正月の浅草は人の波でごった返します。このため現在は、大晦日の夜は参詣客の混雑緩和のため、現在では雷門通りと馬道通りが歩行者天国となります。元旦午前零時に弁天山の除夜の鐘が「百八会」の手で打ち鳴らされる頃の浅草寺境内は、華やいだ人々で埋まります。午前零時きっかりに、開運厄除けのお守りが授与されます。除夜の鐘を境にして年の瀬も初春のけじめもなく、大晦日がそのまま元旦につながっているのですが、流石に初詣りともなると、どの顔も豊かに微笑しているようです。そして仲見世から観音堂につらなる表参道の人の流れは、朝になっても、更に三が日引き続いて途絶えることはありません。永井荷風は「踊子」と言う作品の中で浅草寺初詣りをこんな風に書いています。「公園内外の商店飲食店はなにに限らず夜明かしの景気です。12時を過ぎて2、3時頃になると、初詣りや恵方詣に出かける人や、既にお守りなんぞを持って帰って来る人達で、広小路から公園の中は押されて歩けないくらいです。」浅草寺のご本尊は聖観世音菩薩で、推古天皇36年の3月18日、隅田川から漁師であった檜前浜成、竹成の二兄弟によってすくい上げられ、この土地に祀られましたが、以後庶民の信仰に支えられ、しだいに大寺となったと云われております。正月の法要としては、12月31日(大晦日)から1月6日まで、修正会が行われ、この一年の吉祥を祈願して、鬼追いの儀式があり、また別に1月12日から18日までの7日間、昼夜を問わずぶっ通しで温座秘法陀羅尼会というものが行われ、天下太平、五穀豊饒を祈願いたします。