推古天皇三十六年(西暦六二八年)三月十八日江戸浦(現在の隅田川)で漁をしてい た漁師檜前浜成(ひのくまはまなり)・竹成(たけなり)兄弟の投網の中に一体の小 さな仏像を発見し駒形堂辺りから上陸、それを土師真中知(はじのまつち)が拝し、 聖観世音菩薩の尊像であることを知り、槐(えんじゅ)の木の切り株の上に安置した 後、土師真中知は自ら出家をして屋敷を寺に改めて深く帰依したと「浅草寺縁起」は 伝えており、その聖観世音菩薩がご示現された浅草寺創始の聖日を慶祝し執り行われ ます。土師真中知・檜前浜成・檜前竹成の三者は三社権現(浅草神社)の御祭神とし て祀られております。 浅草寺では、当日の本尊示現会祈祷は特殊な色の祈祷札で知られる「紅札」が授与されます。
駒形堂(こまんどう)
駒形橋西詰にあるお堂で浅草寺草創の聖地。
平成15年11月再建落慶駒形堂(こまんどう)駒形橋西詰にあるお堂で浅草寺草創の聖地。
平成15年11月再建落慶