掲載内容
代表的催事(9月~2月)
浅草周辺マップ
浅草エリアマップ(東西南北および中央部の5エリア)
浅草今昔(浅草寺・五重塔今昔)
浅草発・下町の歩き方
あの店この顔
コラム「江戸っ子の「食」歳時記あれこれ」
この浅草(このまち)のことならオレに聞け!
日本の四季を彩る歳時記に見る「江戸の食」後編
延命長寿を願っていただく縁起物あれこれ
浅草槐の会・マップリスト(会員店詳細)
浅草年間歳時
コラム:この浅草(このまち)のことならオレに聞け!
秋の菊酒と浅草発祥の千歳飴
湯飲みを盃に見立てて花見酒、とシャレこんでいたと思ったら、もう秋冬の話しをする時期かい。なんだよ、ずいぶん早ぇなぁ。するってぇと、今度は菊酒だ。九月九日は重陽の節句といって、縁起の良い奇数の中でも最も大きい「九」が重なるため、めでたい日だと考えられた。菊の香りをうつした菊酒を飲んで邪気を払い長命を願ったんだよ。11月の七五三で目にする「千歳飴」。これも子どもたちの健康や幸せを願った縁起物だが、浅草の飴売りが長〜い飴をこれまた長〜い袋に入れて売り歩いたのが始まりって話しだ。
蕎麦食いの江戸っ子も屠蘇の味に驚いた?!
長〜い食べ物といやぁ、江戸っ子の好物、蕎麦だねぇ。大晦日には「細く長くなら饂飩でもいいじゃねぇか」なんてことを言う輩もいるかもしれないが、さにあらず。「一年の労苦や厄災を断ち切る」ため、切れやすい蕎麦でなくちゃならないってわけだ。
さて、年が明けてから口にするお屠蘇。これもまた延命長寿を願うものだが、ただの酒だと思っている人も多いだろう。実は「屠蘇散」という薬を、みりんや砂糖を加え日本酒に浸した薬酒。不味くて死者も蘇るなんていわれたらしい。ま、俺は屠蘇散抜きのお屠蘇がいいや……..。
2月に入り、節分といえば豆まきだが、福豆に大豆を使うのにゃワケがある。神様の力が宿ると言われる大豆を魔物の目(魔目=まめ)に投げつけると魔を滅する(魔滅=まめ)ことができるのさ。年齢よりひとつ多く豆を食べるんだが………、アレッ、俺はいくつ食べりゃいいんだっけ?!
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